2009年08月23日

ダーウィンシンポ

シンポ参加というよりは、バイトで入っていたのですが。。。

「ダーウィンを越えて 21世紀の進化学」に行ってきました。

特に何も考えずに行った割には(スミマセン)、非常に為になりました。
儲かった、儲かった。笑


3つ聞けて良かったなと思うことがありました:


@進化学(歴史含め)のレビュー

何度聞いても忘れるバカな自分が悪いのですが、
同じ話を聞く度に「そーゆーことだったのか!」という発見がある様な気がします。
いつ聞いても新鮮な角度がみつかる、研究の醍醐味ですね。

実は、今度提出する博士の研究計画で一番つまっていた部分が、
継代で追えない種で(飼育もダメ)、進化について何が言えよう
という部分でした。
行動の可塑性しかみていないことになるのか。。。とか。
このモヤモヤに対して、多少のヒントを得たと思います。ありがたや。


A今何がアツいか、多岐にわたる見解

一口に「進化学」と言っても、広い世界だよな〜と再認識。
今でこそ触れる機会が少なくなってしまったけれど、
昔、学部ん時あれやったよな〜、あ〜懐かしいよぉ〜思いつつ、
多様な研究の話を聞けて幸いでした。

しかし、進化学はDNA技術の発展なくしては進まなかった科学ですね。
その部分はダーウィニズムを越えている、ということでしょうか。

やっぱ、フィールド能力以外にも、実験系でも勝負できる力がないと、
自分のやりたい事はできないな。
マルチな技術をこれからも培いたい。


B最前線を行く進化学者の姿

SMD先生のパネルディスカッションの運びが絶妙でした。笑
一番良い話が聞けたのはここだったかな?

特に印象に残ったのは、「この科学に携わるきっかけは何?」&「もし生まれ変わっていたら、今度は何をしたい?」という質問。

最初に質問に対して、前半のパネラーが「オイラは元来虫好きな少年で。。。」とか「お山で遊びまくってたあの頃から〜」という、ナチュラリスト派。
後半は「いや、虫とか全然興味なくて、むしろ大学で初めてこんなことできるんだ〜という感動があったから」とか「成り行きで。笑」という、アカデミック派。

私はどちらかというと後半に部類されますが、
どちらも立派な学者になっているのを見て、安心しました。
(ヘビとかヤモリ嫌いな生物学者ってどうよ、っていつもコンプレックスだから)

「生まれ変わったら〜」の質問ですが、皆さん揃いも揃って、今の研究の発展に貢献したいというお気持ちの様でした。さすがです。

SMD先生の「学者って、ある意味オメデタイ人たちなんだな、と思って今日は帰って頂ければと思います」のコメントに爆笑。



いやぁ〜、思いがけなく楽しい一日でした。






ここからは余談です:

スピーカーのお一人は、教育現場に携わっている方でした。
彼女の「進化学」を中高生にどう教えたらいいかという話は非常に考えさせられました。

学術的には基本的な概念を、的を得て説明されていたと思うのですが、
それでも、中学・高校の教諭からは「初めてそんなことを聞いた、それは貴方のオリジナルの仮説か」と、呆れる様なレスポンスが未だにあるそうです。
要は、進化論を勉強したことが無い人たちなのですが、そんなのがそこら中にいるかと思うと。。。

進化学の教育って、社会的にも難しいですよね。
どう正しく教えていくべきか、これは教育現場の人間のみならず、
学者も考えて行かなきゃいけないことです。

進化学教育はアメリカ/カナダでも問題です。あそこはもう、宗教がらみでウザイんですが、今の中高生で進化論を学校で習わない子が続出していうます(特にカトリック系の学校)。大問題です。そもそもリチャード・ドーキンズが言っている様に、宗教と進化論は同じ壇上で論されるべきでは無いのですが、それにしても、宗教は教えるけど進化論を教えないって。。。コワイ社会です。

学部の頃、「これからうちらより若い世代で、進化論知らないバカばっかりがこの国に蔓延するんだぜ。恐ろしいよ。」と友人が言っていたのを思い出します。

正しい進化学の教育、考えさせられました。


posted by T.Olivia at 13:45| Comment(0) | TrackBack(0) | On academics | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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